大家リーマン【実業之日本社】
登場人物

鈴木浩光
鈴木浩光
富士山の正体を知り、弟子入りを願い出る。

富士山勇次
富士山勇次
鈴木に大家リーマンをすすめる。

加山祐三
加山祐三
鈴木に協力することになった。

鮫州リュウジ
鮫州リュウジ
富士山が鈴木に紹介したカリスマデイトレーダー。

上司
上司
鈴木が出向させられた子会社の上司。(鈴木より年下)

怪しい業者
怪しい業者
鈴木の落札物件を買いたいと申し出る。

亀田部長
亀田部長
鈴木をスケープゴートした。

鈴木の家族
鈴木の家族
妻と小学5年生の男の子と幼稚園年長の女の子。

7月29日に待望のコミックスが発売!サラリーマン大家道 物件取得大作戦編 作画/むつ利之 原案・解説/藤山勇司 定価560円
ストーリー
第1話 ある日、突然…… 1/10+17号掲載

鈴木浩光(39歳)は、とある中堅商社に勤める平凡なサラリーマン。ところがある日、会社の派閥争いの犠牲となり、リストラ要員になってしまう。絶望のどん底に突き落され、退職を決意したとき、謎の男、富士山勇次(43歳)と知り合う。

第2話 絶対辞めるな!1/24号掲載

知り合ったばかりの富士山から「会社を辞めるな! 人間の眼を取り戻せ!」とアドバイスされた鈴木は、会社を辞めるのを思いとどまった。それを報告するため、富士山と再会した鈴木は、富士山の正体を知る。

第3話 家族の笑顔のために 1/31号掲載

富士山は、物件の総資産4億円、毎月の家賃収入400万円というカリスマ大家であった。しかも、もともと親が資産家というわけでなく、資産0からスタートしたという経歴を持っていた。鈴木は、富士山に弟子入りを願い出る。

第4話 1円でも増やせ! 2/7号掲載

富士山のヒントによって、鈴木は会社に不動産の競売物件を取得し、リフォームして貸したり、売ったりする事業のプロジェクトを立ち上げ、予算0ながら認めさせる。そして、鈴木はサラリーマン大家、すなわち大家リーマンを目指すことになった。

第5話 チリも積もれば…… 2/14号掲載

大家リーマンになるためにはまずは資金作り。最低でも現在の手持ちの資金の倍は必要だと富士山にいわれ、地道に資金作りしていくことを決意するが、その道のりの長さに鈴木は呆然とする。そして、手っ取り早く資金を稼ごうと株式投資に手を出す。

第6話 必ず上がる!! 2/21号掲載

ネットによる株取引で資産倍増を目指すことにした鈴木。最初に買った銘柄は見事に値上がりした。すっかり有頂天になった鈴木は、最初に買った銘柄をさらに買い増したが、一転して値が下がり始める。鈴木はなにも手がつかない状態になってしまう。

第7話 大儲けしてみせる!!2/28号掲載

鈴木が勝負をかけた銘柄は業績見通しの下方修正という悪材料もあり、連日のストップ安を続けていた。やがて鈴木は家族にもあたり散らすようになる。富士山にも株をやめろといわれるが、自分を見失っている鈴木は株取引をやめる気はまったくなかった。

第8話 金の正体3/7号掲載

株取引で資産を倍増することに取りつかれている鈴木に、富士山はひとりの男を紹介する。鮫州リュウジ(20歳)、いわゆるカリスマディトレーダーで、一般人では考えられないような金を一瞬で得たり失ったりする毎日を送っていた。

第9話 犠牲者なのだ!!3/14号掲載

カリスマディトレーダー、鮫州リュウジのもとに通っていく鈴木。次第になぜリュウジはこれほどまでに金儲けを続けるのだろうと疑問が浮かぶ。富士山にそのことを聞くと、両親に見捨てられたリュウジと彼の妹の悲惨な過去が明らかにされる。

第10話 勝負してみるかい!? 3/21号掲載

リュウジの金に執着する背景を知って、改めて自分が置かれている厳しい現状を確認する鈴木。そんなとき、リュウジからひとつの儲け話が舞い込む。その話を聞いて、鈴木はいまある資金のすべてをそこに投入することを決意する。

第11話 全力で空売りだ!!3/28号掲載

残り資金すべてをリュウジの儲け話に投入しようという提案に、鈴木の妻は猛反対。しかし結局はそれを無視してしまう。一方で、リュウジの金銭感覚が明らかに麻痺していることを改めて知る。そして、いよいよ空売りを仕掛けるときがきた!

第12話 仲間なんだよ4/4号掲載

絶好のチャンスがやってきたとき、鈴木の脳裏に猛反対する妻や子ども、さらには富士山の顔が浮かぶ。大家リーマンになる真の目的はなにかを思い出した鈴木はあえて絶好のチャンスを見送る。そして、金は「必要」だが「重要」ではないことを再確認する。

第13話 物件取得だっ!!4/11号掲載

鈴木が久しぶりに会社へ行くと、新たなリストラ要員が配属されていた。鈴木はまたしてもあせりを感じ始める。相談を受けた富士山は、いまある資金で競売での物件取得をしてみようと鈴木に提案する。

第14話 足を使って確認だ!!4/18号掲載

富士山から物件選びのポイントを教わった鈴木は、物件を絞り込み。あとは現地に赴き、チェックするのみとなった。そんなとき、新たなリストラ要員としてやってきた、加山祐三(24歳)が鈴木に運転手として同行したいと申し出た。

第15話 応援しますよ!!4/25号掲載

積極的に物件のチェックをしてまわる鈴木。運転手として同行していた加山が突然、自分も大家リーマンになりたいと言い出した。次第に加山の人柄の良さを感じはじめていた鈴木は、さっそく富士山に話す。しかし、その返事は意外にも……。

第16話 背番号大作戦5/2号掲載

鈴木が加山とともに行動することをダメだといっていた富士山も、複雑な実家の事情を聞いているうちに、鈴木の好きにしろということになった。加山というパートナーを得た鈴木は、競売物件への入札の準備を進めていく。

第17話 運命の日5/9+16号掲載

ついに246万55円で入札した千葉県松戸市の物件の開札日がやってきた。鈴木と加山、そして富士山はそれを傍聴しに千葉地裁松戸支部にやってきた。そして、1996年の法改正により、競売をとりまく環境は劇的に変わったことを加山と鈴木は知る。

第18話 最高価買受人 5/23号掲載

つぎつぎと名前と入札金額が読み上げられるなか、鈴木の緊張はピークに達した。そして、なんと4円の差で鈴木が初めての入札で物件を落札するという快挙をなしとげる。ついに大家リーマンへの第一歩を踏み出したのである。

第19話 希望の光5/30号掲載

ついに物件を手に入れ、手続きも9割がた完了し、喜びいっぱいの鈴木。一方、加山も苦労しても恋人と一緒になることを決意した。そんなとき、鈴木のもとに落札した物件を売ってほしいという業者が現れた。

第20話 儲け話!?6/6号掲載

落札価格の10l増しで物件を譲ってほしいというのがその業者の提案だった。すっかりその気になってしまう鈴木だが、加山はこの業者を怪しいと感じ、富士山に相談する。そして、返事をするために、業者と鈴木が会っているところに突然富士山が現れる。

第21話 収益還元法6/13号掲載

突然現れた富士山は、業者のウソを見抜き、追い返した。大事な物件を奪われずにホッとする鈴木に、富士山は自分の物件の資産価値を計算してみろという。収益還元法に基づいて計算してみると、驚愕の結果がでた。

第22話 物語をつくる6/20号掲載

物件の価値をより高めるのがリフォームだと、リフォームの重要性を説く富士山。鈴木に課せられたのは、相場よりも2割高の家賃設定をしても入居者が納得するようにリフォームすることだった。そ落札した物件を舞台にした物語を鈴木はつくりだそうとするが……。

第23話 施主支給6/27号掲載

ベランダを夫婦のためのオープンテラスにリフォームするという鈴木のプランは富士山からOKが出た。しかし、それを業者に一括で注文すると、大幅な予算オーバーになってしまう。そこで、施主自身が材料を直接購入し、業者に支給するという施主支給という方法をとることになった。

第24話 リフォーム初日7/4号掲載

いよいよリフォーム開始。しかし、鈴木はあまり気分がよくなかった。それは、職人の沢田の仕事ぶりがどうもおざなりな気がしていたからだ。リフォーム2日目、仕事の途中で引き上げようとする沢田の前に、富士山と沢田を紹介した一人親方のシゲさんがやってきた。そして、シゲさんはいきなり沢田を殴った。

第25話 最高を目指す!!7/11号掲載

一人親方のシゲさんに叱責された沢田は、逆ギレし出て行ってしまった。そして、リフォーム工事はシゲさんの指揮のもと再開された。そうしたなかで、鈴木はひとりソワソワしていた。出て行った沢田のことが気になって仕方なかったのだ。結局、鈴木は沢田を呼び戻しに、手抜きを反省した沢田も戻り、最高を目指すリフォームが始まった。

第26話 入居者募集7/18号掲載

鈴木の構想どおりにリフォームも無事終わり、いよいよ仕上げともいえる入居者募集ということになった。大手の不動産屋ではなく、社長ひとり社員ひとりぐらいの小規模で長く地元で営業している不動産屋がいいという富士山のアドバイスにしたがって、鈴木は松戸で長く営業している1軒の不動産屋に足を運んだ。

第27話 権限委譲7/25号掲載

富士山の推薦する松戸の不動産屋に正式に仲介を委託してから、なんの連絡もこないことに鈴木は次第に焦りを感じ始めていた。2週間を経過したとき、とうとう我慢しきれずに鈴木は件の不動産屋を訪ねていく。そこで、すでに入居希望者の申込書が10枚くらいあることを知り、早く入居者を決めようと迫る。しかし、不動産屋の主人は、彼らから選ぶことは地雷原に足を踏み入れるようなものだと断言する。

第28話 水際で食い止めろ!!8/1号掲載

現在きている入居希望者に問題ありという不動産屋の主人の言葉になかなか納得できない鈴木。そこで、不動産屋の主人は鈴木に入居者選びのポイントを丁寧に説明し始
め、ようやく納得したとき、ひと組の夫婦が来店した。奥さんの妊娠を機にいまよりも広い物件を探しているサラリーマンの夫婦で、理想の入居者であるとみた不動産屋の主人はすかさず鈴木の物件を薦めた。そして、とんとん拍子に入居が決定した。

第29話 最初の家賃8/8号掲載

初めての家賃入金日がやってきた。預金通帳に決められた金額が振り込まれていることを確認し、鈴木は初めて大家になったことを実感した。そして、この初めての家賃を鈴木は苦労をかけた家族のために使おうと考える。それを富士山に伝えると、富士山もその考えに賛成してくれ、しかも大家リーマンの最終テスト合格を告げられる。

第30話 次のステップ8/15号掲載

最初の物件の入居者も決まり、鈴木は大家リーマンとして次の物件に向けて動き出した。具体的には最初の物件の近く、すなわち松戸周辺の物件を探すための情報収集と金融機関へのアプローチであった。とくに、金融機関へのアプローチは最初の物件を無借金で買え、そして会社は辞めるなという富士山が言い続けてきたことが功を奏し、好感触であった。
そんなとき、鈴木のもとに本社から連絡が入った。

第31話 プロジェクトチーム8/22+29号掲載

本社が鈴木を呼び出したのは、鈴木がこれまで企画書を出し続けてきた「競売物件再販プロジェクト」を改めて説明せよということだった。居並ぶ重役たちを前に鈴木は、これまでの経緯と今後の計画を全力で説明した。そして数週間後、再度本社に呼ばれた鈴木は、企画が通ったことを告げられ、本社への復帰が決定した。そうしたなか、これまで行動をともにしてきた加山が退職してしまう。

第32話(最終回) 家族の笑顔9/5号掲載

加山の突然の退社にショックを受ける鈴木。そんなおり、富士山が一軒の和菓子屋に鈴木を誘う。そこにはなんと加山がいた。鈴木のがんばる姿に触発され、加山は和菓子職人をめざし再スタートを切ることを決意し、富士山の紹介でこの店に入ったのだという。そして、自分の道でがんばる加山の姿に感動した鈴木をさらに感動させる出来事が起きる。

藤山先生のコメント
昨年、年末に連載がスタートした「大家リーマン!」
能天気で破天荒、そしてお節介な性格の富士山と、馬鹿正直で気弱な中年サラリーマン鈴木が織りなす兼業大家さん物語です。
私は以前から、漫画の威力に畏敬の念を抱いていました。何故なら映像という強力で膨大な情報でありながら、どこでも楽しめるツールが漫画というメディア媒体だからです。
今回、むつ先生の協力により兼業大家さんの道筋を漫画にすることができたのは願ってもない幸運でした。むつ先生の画力により小難しい理論を、映像化することができました。「大家リーマン」により、より多くの方に兼業大家さんの真実をご理解いただけると期待しています。そして一人でも多くの兼業大家さんが誕生し、強固な財務基盤を持ったサラリーマンの方が数多く出現すれば、醜悪な政治家は落選し、欲深い経営者は会社から去ることでしょう。
つまり、正論を堂々と主張できる兼業大家さんが世の中を良くしてゆくのです。
それでは大家リーマンの前途を祝してぇー「エール」を送ります…

頑張れぇー頑張れぇースズキィー!フレェーフレェー「大家リーマン」!!

元愛媛大学応援団 渉外部長
藤山勇司

むつ先生のコメント
「大家リーマン」を描く前のことです。
担当編集者さんから渡された藤山さんの著書を前に私は悩んでいました。
この漫画の根底に流れるテーマはなんだろう?
金儲け?現代人の経済サバイバル?
しばらく悩みました。そして藤山さんの著書を再読し、ふとある一文に目がとまりました。
「・・・・家族の笑顔・・・・」
これだ!このテーマがあれば「大家リーマン」を描いていける!
魅力ある人間性。藤山さんを一言で言い表すとしたらこの言葉が適切ではないでしょうか。
藤山さんと初めてお会いした日のことを私は昨日のことのように覚えています。、
これからお会いする藤山さんをこんな人かな、あんな人かな、と自分なりに想像していました。
そして初対面。
人を引き込む話術に(というか人格。人徳)私は圧倒されっぱなしでした。
そして話を聞けば聞くほど期待は確信へと変わっていったのです。
「この人だ!まちがいない!」
実は藤山さんを漫画の中で重要なキャラクターに据えようと編集者さんと画策していたのです。
私の頭の中であっという間に藤山さんのキャラクターは出来上がりました。
それが「大家リーマン」に登場する「富士山さん」というキャラクターです。
もともと本人そのものが魅力あるキャラクターなのですから漫画にしても当然魅力的です。富士山さんというキャラクターはぐいぐいと物語を引っぱっていってくれます。
あの初対面の日以来、藤山さんとは時々お会いさせてもらっています。
話をすればするほどますますその人間性に魅かれていく私。
全国に藤山ファンが数多くいるというのも頷ける話です。
人を魅了してやまないその笑顔、行動力でこれからも次々とファンを増やしていくことまちがいないでしょう!
私も「自分をほめて」大家リーマンがんばります!


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